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2012年2月9日木曜日

いろいろな素材の活字:Types made of various materials.

ちょっと用事で東京のお師匠の元へ行ってきました。
活版の世界で長年やってきた方で
営業もやっていた方なので
刷や仕上がりに関して
トータルで見る目があるところを
見込んでのことです。
現存しているいわゆる『手キン』の
商品としての最後の4台を
中国の大連に納品した方です。
※  ※  ※
ミラーコートの名刺用紙に
細〜い明朝体と英語のゴシック体で
触れる程度の圧で刷った
名刺を見てもらいました。
紙が紙だし
圧もまったくなしというわけには
いかないし
なんといっても手キンだし
難しいですね〜
しかしながら今回は
『手キンでこれだけできれば、まずまず』
とのお言葉いただきました!
ひとまずよかった。。。

※  ※  ※
ご自宅でお昼までご馳走になりながら
いろいろ話していたら
おもしろいものを見せていただきました。




















1
ガラスの活字です。
戦争中は鉛などが少なくて
ガラスを代用していたようです。



















2
空洞の活字です。
少ない素材でつくるとうい工夫ですね。



















3
字面交換活字です。
写真だとちょっとわかりづらいのですが
字面の脱着が可能です。
これも少ない素材でできる工夫ですね。



















4
セメントのクワタです。
砂がほとんど混ざっていないので
思ったよりもずっと強固のようです。



















5
スーパー活字です。
なんだかスゴイ名前ですね。
材質はトタンだそうです。
トタン屋根のトタンでしょうか?
下が電胎活字です。
こちらは材質等不明ですが
下にメタルベースの代わりの
木材をつけて使用したようです。

1
glass type
In the Second World War
The period lack of lead, use glass for type.
2
Blanky type
Like photo, blanky type.

3
Type changeable for the surface

4
Justifier made of Cemant

5
Super type
Type made of corrugated galvanised iron


活字も時代や時勢にあわせて
材質を替えてきたんですね〜。
こういうことって
なににでもあてはめることが
できると思うのですが
感慨深いです。

※英語表記や内容に関して間違い等ございましたらご連絡いただけたら嬉しいです。
連絡先:contact-lbp@ladybirdpress.com
どうぞ宜しくお願いいたします。
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Thank You.
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